さて、エコパスタジアムで試合する国の食文化について、イタリア、アイルランドと“アトリエMOF調べ”にて紹介してきましたが、一旦今回をラストのラグビーワールドカップ特集とさせていただきます。
~第3回 ジョージア(グルジア)食文化~
第3回でご紹介する国の食文化は、10月11日(金)にエコパスタジアムでオーストラリアと対戦する「ジョージア」です。
ちょっと聞き馴染みがないと思われる方もいるかと思いますが、2015年4月まで「グルジア」と外名で呼ばれてたので、そちらのほうがピンッ!!とくる方もいらっしゃるかもしれまんせね。
ジョージアの土地柄は、ヨーロッパとアジアを結ぶ貿易の交差路に位置しており、昔から多くの国の人が行き来していたことで、中東やヨーロッパ、アジアなど諸外国の影響を受けた独自の食文化が発展してきたようです。
ジョージア国内にある「スーラミ峠」という所を境に、国を東西に分けて食文化の境界線をつけることができるようなので、ちょっと東西での文化の違いを紹介します。
【国の西側の食文化】
トルコに影響を強く受けた食文化圏。
主食は「トウモロコシのパン」。肉は鶏肉・七面鳥を好んで料理に取り入れています。
【国の東側の食文化】
イランに影響を強く受けた食文化圏。
主食は「小麦粉を使ったパン」。肉は羊肉や牛肉を好んで料理に取り入れています。
上記の区分はマニアックな区分なのようです。
ジョージア料理には、大量のパクチーが使用される事が多く、香味野菜、香辛料を豊富に使用するのが「ジョージア料理」の特徴といえます。
味付けには、クルミなどのナッツ類を入れたりもします。
そしてジョージアは、8000年のワインの歴史を持つ、ワイン発祥の地?! とも称されるほどワインも有名だそうです!
【ジョージア料理の代表メニュー例】
・ハチャプリ
ジョージア料理で一番有名な食べ物。チーズが入ったパンのこと。
・ヒンカリ
大きめの水餃子。豚や牛のひき肉にタマネギ・チリパウダーなのどのスパイス類をいれた餡に小麦粉で作ったある目の生地で包む。
・ムツバディ
羊・豚肉の串焼き。日本で馴染みがある料理だと「ケバブ」が近い。ジョージアではソースをかけて食べるのが一般的。
・サツィビ
鶏の煮込み
・ロビオ
豆の煮物。
・ハルチョ
米が入った辛めのシチュー
などなど、料理の種類が豊富なのも特徴の一つといえます。
自然に恵まれた食材も多く、ヘルシーで多彩な食文化として、ヨーロッパの人からの人気も高いようです。